学生フォーミュラ日本大会2022 1日目レポート

学生フォーミュラ日本大会2022 1日目レポート

2019年以来、3年ぶりの現地大会がスタートしました!

エコパには59台のマシンが集まりました。ここから、既に発表された静的審査の得点と合わせ、学生フォーミュラ日本一の学校を決めます。

その大会1日目のレポートです。

初日でどこまでチェックを突破できるか

1日目は走行のための準備日。車検、ドライバーテスト、そしてチルト、ノイズ試験が受験可能でした(この後ブレーキ試験を通過し、初めて走行許可が出る)。

技術車検に関しては、SES(等価構造計算書)の評価が高かった順に受験していくスタイルでした。この日の車検順は以下のようになっていました。

※「#11 東京農工大学」のカーナンバー、名前が間違っておりました。お詫び申し上げます。

また。EVの電気車検については、受験台数が少ないため1ブース1校の占有状態でした。おかげで、チームによっては時間に余裕をもって準備していました。

早く車検を終えその他のチェックもこの日に終えられれば、2日目から開かれるプラクティスに多く時間を使えますし、その後の日程にも余裕が生まれます。

車検をパスできるか、さらにチルトやノイズまで合格できるか。それがこの日の要点でした。

時折雨が降る中、車検が進んだ

午前は基本的に晴れ、良日を思わせる様子でした。しかし、午後になると3度のゲリラ豪雨が通過。あいにくの天候となりました。

3度の豪雨、どれもバケツをひっくり返したような雨だった
その代わり、朝のに加え2度目の虹が会場にかかった

電気車検は10:30にオープンし、11時すぎに日産京都自動車大学校が最初にスタートしました。その後、静岡大学、トヨタ東京自動車大学校、静岡理工科大学も入ります。のちに名古屋大学、東北大学も受けていました。

さらに12時から始まった技術車検には、ICVチームを中心に続々とブースに入ってきました。

しかし、間に合ったチームばかりではありません。1枠目では名古屋工業大学の準備が遅れ、15分の遅刻。3枠目では近畿大学(25分遅れ)、名城大学(45分遅れ)。4枠目では芝浦工業大学が間に合わずでした。

3年ぶりの車検、手順が変わっていたとの声もあった

車検を終えたチームに話を聴くと、すぐ治せる軽微なレギュレーション違反だったり、溶接が必要なもの、購入しなければならないものまであったようです。結局、車検を一発で通過したチームはなかったようです。多くのチームが再車検を別日に回しました。

そんな中、15時を回ると帝京大学、富山大学が相次いで技術車検を通過します。富山大は16時にはドライバー、チルト、騒音試験も合格をもらい、この日可能な試験をすべて通過した初めての学校になりました。

順調な富山大学

さらに帝京大学、東京農工大学、山口東京理科大学が終了間際にすべてクリア。この日の全クリアは計4校でした。

大会ロゴの左に車検、右に騒音試験の合格証が張られる

千葉大学はチルト試験のみ通過し時間切れ。車検のみ通過は茨城大学、ホンダテクニカルカレッジ関東、同志社大学、久留米工業大学でした。

明日の予定

明日も引き続き技術、EV車検があります。技術車検の注目チームは、8時からの1枠目に京都大学。2枠目に大阪大学、工学院大学、神戸大学。3枠目に名古屋大学。4枠目に東海大学が予定されています。

また、暖気、プラクティスエリアがオープンし走行が始まります。最後には集合写真の撮影もあります。

2日目

3日目

4日目

5日目午前

5日目午後

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