
(ページ更新日:3月18日)
1月31日、「第23回学生フォーミュラ日本大会2025」に参加する面々が発表されました。
詳しくは⇒登録チーム|学生フォーミュラ(外部サイト、自動車技術会 学生フォーミュラ日本大会公式サイト)
チーム数上限は90チーム。応募チームは、8の国地域から99チームに上りました。
このエントリーリストに関して、これ以降は新たな増加はありません。ここからエントリー費用の支払いやキャンセル・繰り上がりを経て、実際に参加するチームが確定していきます(特に海外チームはかなり変動します)。2月10日以降、変動があれば毎週月曜日に更新されていきます。
さて今年のエントリーリストはどのような様相か、解説していきます!
エントリーリストのトピック
- 昨年出場の国内チームは全揃い
国内のチームは、昨年大会に出場した72チーム、すべてが欠けることなく今年も出場に向け動いていることが明らかになりました。(追記:国士舘大学が書類提出見送り、エントリーを外れた)コロナ禍など苦境だった近年ですが、活動終了や出場見送りなどはないのは吉報といえます!
- 千葉工業大学、トヨタ名古屋自動車大学校EVが復活
2019年以来コロナ禍による活動停止で出場していなかった千葉工業大学が、再スタートから3年目、ついにエントリーリストに名を連ねました。コロナ禍による対面活動禁止令は大きな影響を及ぼし、活動不可に追い込まれたチームは多くあります。FCIT Racing Teamは決して強いチームではありませんが、苦境からの復帰は明るいニュースです!
トヨタ名古屋自動車大学校は、2019年まではICVとEVの同時参戦でした。その体制が復活します。盛り上がるEVクラスでの活躍に期待です。
- 22年ぶりの高専の単独出場へ
学生フォーミュラは大学、専門学校が主流ですが、高専も参加が可能です。今年は合同チームの一関高専(+岩手大学)、一昨年昨年と辞退していた旭川高専、そして新規参戦の豊田高専、沼津高専の計4高専が名を連ねました。
高専チームの単独出場は、実は第一回大会に出場していた東京都立高専(都立産技高専)以来となります。朝から夕まで詰まった授業カリキュラム、寮制による不自由さなど不利になる要素が多いようですが、それを跳ね除けて活躍する姿が楽しみです。
- 拓殖大学が初参加へ
前述の豊田高専、沼津高専に加え、今年は拓殖大学「電気自動車同好会たくでん」 が初エントリーをしています。1994年創立、電気自動車で多くのプロジェクトへ取り組んできた活動が、学生フォーミュラへと参加します。拓殖大学は参加辞退扱いとなった。
また、湘南工科大学、東北学院大学、室蘭工業大学、三重大学、旭川高専はこれまでエントリー辞退等のみ、実質初出場となります。
- 海外チームには今年も強豪アリ
世界的競技である学生フォーミュラ。日本大会は国際大会として開かれており、海外チームがエントリーできます。
チーム規模の差などで国内チームと比べて実力が高くなりやすいのが海外チームです。注目はやはり、昨年逆境続きにもかかわらず総合12位に食い込んだ中国のJilin University ICV。並行して参加するEVチームあり、どちらも昨年秋の中国大会を制して臨んできます。また、日本大会で好成績を残してきた同じく中国のTongji University も要注目です。
また、2年連続5度目のタイ大会を制したKasetsart Universityも、昨年に続いてエントリー。昨年出せなかった実力が発揮されたら、彼らも上位は狙えるはずです。
その他、情報は少ないですが、アジア最大の大会として計21チームが日本大会に乗り込む意思を見せています。文化の違う車両がどう戦うのかは必見でしょう!
2月現在、国内チームは期末試験を終え、車両製作時期に本格突入しました。9月の大会まで、あと7ヶ月ほどです。