ついに2024年の学生フォーミュラ日本大会も開幕。
京都工芸繊維大学の連覇劇、EVの台頭、海外勢の本格襲来、激しさが予想される上位争いの火ぶたが切って落とされた。
1日目はEV車検のみ
9月9日月曜日、1日目はチーム受付、ピット設営、そしてEV車検が行われた。
EV車検はEV1~6まである中で、この日は最大でもEV4まで受験可能。EV5はレインテスト、EV6は充電後再車検に当たる。
その最大可能項目までクリアしたのは8台。最初に通過したのは、E11上智大学が開始1時間40分過ぎ。そして、
・E02 名古屋工業大学
・E03 東京大学
・E07 ITSスラバヤ工科大学
・E08東北大学
・E09 山梨大学
・E14日産京都自動車大学校
・E17愛知工業大学
が続いた。
注目のEV王者・名古屋大学や中国大会EV王者のE21 Jilin Univ.は、どちらもEV3は終了しEV4が軽微なものが残る程度とのこと。EVクラス全体で、進行度かなりポジティブだ。
デザイン審査は予想外の結果に
18時にはデザイン審査の一次結果が発表された。
デザインファイナル進出チームとそれ以下のチームの順位確定が公表されたのだが、驚いたことに、ファイナル進出の4チームのうち3チームは海外、それも中国チームで占められた。国内からは名古屋大学が進出。
4位以下には、例年上位に来るチームが並ぶ。それを考えれば、国内チームが悪かったのではなく、中国チームがただ上回ったという推測がされる。まずは海外の強者が軒並み2~30ポイント差をつけた形となったがこれがどう影響を及ぼすのだろうか。
デザインファイナルは5日目、金曜日の16時半からスタート。
明日からいよいよICVクラスも忙しくなる
明日は引き続き受付、ピット設営、EV車検。
そして全チームが対象となる機械車検がスタート。昨年は一発合格は3チーム、今年はいかに。
さらに、プレゼン審査が午後からスタート。2021年以降ずっとオンラインだったが、今年からプレゼン審査のみ完全現地実施となった。実施環境の準備はチームにとっては一つ負担になりそう。