5月5日、日本自動車研究所JARIの城里センターにて、合同試走会が行われた。主催はFM関東。
参加チームは#C04工学院大学KRT、#C13茨城大学 IUR、#E08東北大学TUFT、#E11上智大学Sophia Racingの4チーム。
おおよそシェイクダウン程度の走行を見込んできたチームが多く、チェック走行の1日となった。
2台の初走行が叶わず
そもそも全国で10チームのみがシェイクダウンができているという状況が語る通り、この時期に走行できるチームは一握り。そういうことからも、この4チームはレベルが高いといえる。
ただ残念ながらこの日、#C13茨城大と#E11上智大は走行を果たすことができなかった。それぞれ現地でトラブルが発覚、シェイクダウンを取りやめている。
走行した2台はほぼトラブルフリーに終わる
この前日にシェイクダウンを完了した#C04工学院大は、この日が初の全開走行となった。
昨年に動的分野では全体2番手と言えるパフォーマンスを発揮してきたが、それに満足せずに、主にエボサスの導入やドライサンプ化など多くの部分を開発してきた。それでいて、初走行にもかかわらず、最初から車両トラブルを起こさずに朝から夕まで走行を続けた。チームの想定を超える距離を走破している。
ここからシェイクダウン用から大会仕様のパーツへ徐々に変更し、別物へと変わるとのこと。すでに軽やかな動きをしていたが、夏が近づけば実際のポテンシャルが明らかになっていくはずだ。
2月下旬に国内最速でシェイクダウンを済ませていた#E08東北大は、何度かのテスト走行を行ってからこの日を迎えていた。
その中でもこの日はいい日になった様子。最後に電欠(電池切れ)になるまで、トラブルを全く出さずに走行を続けて見せた。「ここまで順調なのは初めて」と、これまでの走行テストが着実に身になっていることを示した1日となった。
チーム史上初めてのエンデュランス完走に向けて、非常にポジティブな進度が出ているようだ。