
12月10日、エコパにてEV試走会がありました。
参加チームは静岡理工科大学SIST Formula、静岡大学SUM、神奈川工科大学KAIT Racingでした。また、見学に4チームが訪れていました。
EVクラス優勝マシンと動的に出られなかった2台、それぞれどのような走りをするのかが楽しみな日でした。
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午前:早速全マシンが走り始める
この日は1日中快晴。かなり暖かい陽気でエコパにしては風もなく、絶好の試走会日和でした。
午前中は、1時間ではあるもののスキッドパッドとアクセラを敷設。全チームが朝から走行を始めました。
先頭に出たのは静岡大でした。この日はカウルにアルミテープを貼り、イメチェンをしての走行でした。
スキッドパッドを走行し、1セット目のランから5.785秒を記録。これがこの日の記録上全体ベストとなりました。しかし、2セット目を迎えようとしたところでトラブルが発生します。
これは短時間で修復したのですが、次のアクセラレーションを1本走ったところで再度マシンストップ。これにて午前の走行を終えてしまいます。EVマシンの難しさを表すかの如く、現在でも原因がつかめないトラブルに苦しんでいます。
午前に好調だったのは静岡理工科大でした。スキパ、アクセラをそれぞれ4本走行、午前中の最多走行数でした。
トラブル出しのために積極的に走行しますが、ここまではトラブルなし。EVクラス王者の安定感とも見えます。
神奈川工科大はスキパ3本のみですが、午前中はノントラブル。前日からエコパで走っており、安定感には自信を見せていました。
ベストは5.847秒。チームの動きも悪くなさそうで、午後の周回での走行がが待ち望まれました。
11時に走行が終わると、検月チームも交えた交流タイムとなりました。
見学には、ものつくり大学Mono Racing、そして来年EVコンバートをする日本自動車大学校Formula Factory NATS、名古屋工業大学NIT Formula、静岡工科自動車大学校SAT’S Formulaが来ていました。
見学の4チームは、それぞれが、それぞれの方針だったり悩みを抱えているようで、実際に走行できるマシンを見て、どう参考にしていくかが楽しみです。ちなみに、4チームとも異なるメーカーのユニットを手にしているそうです。
午後:本番コースでの貴重な周回
午後は周回走行でした。エコパでの貴重な周回走行。どのチームもここで走ってどうなるのかを楽しみにしている様子でした。
天気は晴れのまま。ですが、暖かいと言えど季節は冬。スリックタイヤは温まらないのか、スピンしたりや大きなスキール音が聞こえてきたりしていました。
午後、先頭で走り出したのは静岡理工科大でした。2度スピンもありましたが、さっそく1+5周を走り終えます。
しかし、大会エンデュランスで「奇跡的に走れている」と話していた通り、この後はトラブルが何度か発生。赤旗だったり、走りだせないときもありました。
しかし、この日の目的はトラブル出し切り。それに見合った過ごし方となり、厳い戦いとなるEVクラス優勝の防衛に向けて、新たに経験を積めていそうです。
最も好調だったのは神奈川工科大でした。ずっとトルク50%制限の状態ながら、勢いのある走りが見られました。
ドライバーの一人には元全日本カートに出場していたメンバーだそうです。その彼は、この日の全タイベスト72.913秒を記録。チームも彼の走りを楽しげに見守っていました。
また、今回のエコパは研究の目的もあるそう。この日は回生制御を組み込みテスト。データを収集していました。
最後にはコース上でストップしてしまいましたが、チームの雰囲気から見ても、来年のマシンが楽しみです。
静岡大は悲喜こもごもという1日となりました。
午前のトラブルは解消し、引き続き走行が叶いました。早速走りだすと、大会フォローアップ走行で果たせなかった周回コースを1周戻ってくることを成功。思わず拍手、喜びの声が上がっていました。
しかしそれもつかの間。直後5周の走行を始めると、今度は1周を終えられずにストップ。まだまだトラブルが付きまといます。
すぐに修復し、今度はエンデュランスを想定した10周のプログラムに挑みます。が、2周でドライバーが異変に気付きピットイン。今度は機械トラブルで、遊星ギア(ファイナル)がブローしていました。もともと懸念があった部分だったそうですが、最後の最後に壊れる結果となってしまいます。
貴重な機会を漏らさぬよう持ってきていた予備への交換に取り掛かりますが、間に合わずタイムアップ。またも厳しいエコパでの走行となりました。しかし、走行4周で77.098のベストタイム、一歩進んだEV2年目に期待したいところです。