8月30日、3日目は

  • (引き続き)技術車検
  • (引き続き)EV車検
  • (引き続き)その他車検(重量計測、チルト試験、騒音試験)
  • (引き続き)ドライバー脱出テスト
  • ブレーキテスト
  • プラクティス

が行われます。

  8:00 ~ 12:00

13:00 ~ 17:00

技術車検、車検その他、ドライバー脱出、ブレーキテスト  P10

  8:30 ~ 12:30

13:30 ~ 17:30

 EV車検 P11

  10:00 ~ 12:00

13:00 ~ 15:00

15:30 ~ 17:00

 プラクティス P10(ダイナミックエリア)

天候・進行次第でスケジュールは変更される可能性があります

マシンが気になったら→こちら

ブレーキテスト

昨日までの技術車検、EV車検、チルト試験、重量計測、騒音試験に加え、車検の最後の項目がブレーキテストです。

ブレーキテストでは、車両が十分な制動力を持っていることを確認されます。

手順としては、ある程度加速したのち、ドライバーは一気にブレーキを掛けます。このとき、4輪すべてがロックすれば合格です。

少しでもブレーキ性能が甘いと、意外とロックしないことが多いです。油断はできません。

プラクティス

全車検項目をパスすると、動的競技への出走が可能となるとともに、プラクティスエリアでの練習走行もできるようになります。

プラクティスエリアは、P10の奥側に設けられています。20×20mの正方形のエリアで、マシンを自由に走らせることができます。

走行練習があまりできなかったチームや、走行前の最終チェック、新品タイヤの皮むきなどに使われる場合が多いです。

技術車検

前日に引き続き、技術車検(もしくは単に”車検”)が行われます。車体全体について、レギュレーションに合致したものになっているかを確認する検査です。

この技術車検に合格し、初めて次の「その他車検」に向かうことができる、また動的出場への道が明るくなり始めるというものです。

この日の車検順は、以下の通りです。

時間 ブースA ブースB ブースC ブースD ブースE ブースF
8:30 ~ 9:30 山口東理科 久留米工大 日大生産工 日本自大 神戸大 日本工大
9:030 ~ 10:30 日産京都 Prince of Songkhla Univ. 東京都市大 富山大 東京理科大 金沢工大
10:30 ~ 11:30 東京大 明星大 大阪公立大 山梨大 早稲田大 静岡大
11:30 ~ 12:30 名古屋工大 名古屋大 khulna Univ. of E&T 崇城大 東北大 静岡理工科大
13:30 ~ 14:30 上智/青学 豊橋技科 神奈川工科 Inst. Tek. Sepuluh Nopember ホンダ関東  
14:30 ~  未定(その場の先着順)  

EV車検

昨日に引き続き、EV車検(電気車検)が行われます。これはEVマシンのみが受ける車検のことで、主に電気システムの要件や安全性が守られているかをチェックします。

細かな解説は昨日の内容をご覧ください。

その他車検

ここでは「重量計測・チルト試験・騒音計測・ブレーキ試験」のことを指します。

EV車検、技術車検に加えこの4項目を通過することで、ようやく動的審査への出場許可が出ます。逆を言えば、動的審査が終わっていしまう前にこれらに通過できないと、出走ができないことになります。

2日目の今日は走らない範囲で、つまり「重量計測・チルト試験・騒音試験」がオープンしています。

重量計測は、単に重量を計測するだけです。

チルト試験は、車体を「チルトテーブル」という台に乗せ、傾けます。45度傾けて燃料の漏れがないこと、60度でドライバーが飛び出さないことを確認します。

騒音試験は、所定の位置に計測器を置き、アイドリング回転数で103デシベル以下、既定の高回転で110デシベル以下であれば合格です。

それぞれ合格すると、この写真のようにフロントカウルにシールが貼られます。ここを見れば、車検の進度がわかります。

ドライバー脱出テスト

ドライバーは「5秒脱出」と呼ばれる脱出テストに合格しなければ、動的競技で運転することはできません。

5秒脱出テストとは、「マシンに搭乗しシートベルトを締めた状態から、①キルスイッチ(車両を強制シャットダウンさせるスイッチ)を押し②シートベルトハーネスを外し③車外に脱出して着地する」というここまでを5秒以内にし終えられるかを試験するものです。

マシンの左右両方からこれができる必要があるので、マシンの形状次第では地味に難しかったりします。

1日目の様子はこちら

2日目の様子はこちら

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