「Endurance Monster」へ
2023年、FORTEKは総合6位だった。これは、目標としていた2019年の5位に次ぐ結果となる(2021年の静的審査のみの大会を除く)。アクセラレーションでの4位を含み、注力していた動的で一定の結果を出せたことで、一定の手ごたえを得ている。
ただ、いろいろな面で完璧な大会だったわけではない。実はエンデュランスで燃料トラブルが発生しておりパフォーマンスが制限されていたそう、またオートクロスでは上位校との差がはっきりさせられたと話した。
ここから、コンセプトは「Endurance Monster」とした。信頼性の確保とともに、運動性能の向上を今年の目標に据えている。
2024年車両は
2024年車両のメインは、軽量化だそう。目指すはマイナス10kg、昨年は車重222.5kgだった。4気筒エンジン車両・エアロ付きパッケージとしては比較的軽い部類だが、パフォーマンスを求め、最軽量クラスまで軽量化を図るようだ。
主には余裕をもたせた燃料タンクを削りつつ、各パーツでも重量を削る。また、ホイールはOZマグネシウムホイールに変更、これも一役買いそうだ。
エアロも変更がかかる。16インチ径のタイヤサイズを生かすためにも、昨年の「クソデカラジエーター」のサイズも調整し、サイドエアロを追加するそうだ。
動的を含めた過去最高順位へ
2024年、目指すは「総合4位」。動的審査を含む大会での過去最高を目指す。
FOERTEKは、2021年の静的のみとなった大会で1位を獲得している通り、静的審査は確実な強みだ。きっちり時間を割けられれば高順位は十分狙えて、ここのMonsterとなった車両が加われば、総合優勝まで脅かす存在でもあるのは間違いない。
2019年の成績を破ることはできるのか、さらにそれ以上の順位が達成されるのか、注目である。