この度

学生フォーミュラ車両が
E-Tokyo Fes.2024 (&フォーミュラe 東京E-Prix) に招待されました!

イベント名:TOKYO ZEV ACTION #3「E-Tokyo Festival2024」
 日時  :2024年3月30,31日 各9:30~17:30、10:00~18:00
 場所  :東京ビッグサイト 東2ホール

本イベントでは、音楽ライブや、次世代モビリティの試乗も楽しめます。
また、30日には、会場周囲でフォーミュラEのレース「東京E-Prix」が開催されます。

展示エリアは入場無料!ぜひお越しください!

※イベント概要は、今後訂正される可能性があります。最新情報は公式サイトを参考にしてください。

目次 [ close ]

加車両情報

名古屋大学 FEM 「FEM-20」

名古屋大学FEMは、2004年の第2回日本大会から出場を続け、2014年には総合優勝を果たしている強豪チーム。2017年からはEVクラスに完全転向し、EV初の総合優勝に挑み続けています。

 展示されるのは、名古屋大学FEMの2023年車両「FEM-20」。
 国内チームとしては、初めて「4輪独立制御モーター・カーボンモノコックフレーム」が実現し、大会で出走した車両です。高レベルのポテンシャルを有し、EV車両では史上最も日本大会総合優勝に近づいたチーム・車両でした。

[昨年大会の結果 – 学生フォーミュラ日本大会2023]
 欧米トップチームと同基準の「4輪独立制御+カーボンモノコック」というパッケージの車両を完成させ、初めて挑む大会となった。
 直線加速を競うアクセラレーション審査で超加速を発揮し日本記録を塗り替えるトップタイムを叩き出し、他旋回を含む競技でも高順位に食い込む。また、静的審査であるデザイン審査、プレゼンテーション審査では、ともに1位を獲得した。
 最終的に、絶対王者である京都工芸繊維大学と一騎打ちの優勝争いを展開したが、エンデュランス審査の得点ロスが響き、総合15位となった。EVクラス内では1位、2年ぶり5度目のクラス優勝を果たした。

車両名FEM-20(2023年車両)
フレームカーボンモノコックフレーム
車両サイズ(全長×全幅×全高)2785 × 1225× 1190 [mm]
ホイールベース×トレッド(前/後)1530 × 1225/1225 [mm]
車重220.0 kg
モーターAMK Motion DD5 × 4
バッテリーLi-Po
サスペンション構造(前後)不等長ダブルウィッシュボーン形式
タイヤHoosier Formula SAE Tires
18.0×7.5-10
ホイールO.Z Racing Formula Student Magnesium CL 10inch wheel

その他特徴
・トルクベクタリングシステム
・金属3Dプリンター・トポロジー解析が活用されたアップライト
・麻繊維が使用されたノーズカウル

東京大学 UTFF 「Faraday Type S」

 東京大学フォーミュラファクトリー(UTFF)は、第1回の日本大会から出場しており、2009年には総合優勝を達成しているチーム。昨年からはEVクラスに転向しています。
 他チームとは一線を画す考え方で車両を作っており、ICV(エンジン)クラス時代は一般的なMRの駆動方式ではなくサイドエンジン方式を続け、同方式唯一の総合優勝も飾っています。また、EVとなっても特徴の一つであった「リジッドアクスル」は受け継がれました。

参考画像:2023年車両「Faraday 01」

 展示されるのは、東京大学UTFFの2024年車両「Faraday Type S」。
 フレームは、EVクラスの特例を生かして昨年車両より引き継いでいます。
 モーターも昨年に引き続き、左右独立の2モーター駆動を採用。トルクベクタリングシステムも導入されています。リアサスペンションをリジッドアクスルにしているのは、日本ではこの車両だけです。

[昨年大会の結果 – 学生フォーミュラ日本大会2023]
 早くからEV移行のため準備をしていたことにより、以降初年度から走行はもちろん、トルクベクタリングシステムの導入まで果たすことができた。
 初EVとして「全競技完走」に重きを置いた戦略で、見事EV1年目からすべての競技で完走を達成した。その中でも、安定性に気を使った走りで、燃費・電費を競う効率審査では1位を獲得している。
 総合順位は25位、EVクラスでは3位となった。

車両名Faraday Type S(2024年車両)
フレーム鋼管パイプフレーム
車両サイズ(全長×全幅×全高)
ホイールベース×トレッド(前/後)1600 × 1250/1200 [mm]
車重300kg (予定)
モーターDENSO製 学生フォーミュラ専用品 × 2
バッテリー
サスペンション構造(前)ダブルウィッシュボーン形式
(後)リジッドアクスル形式
タイヤHoosier Formula SAE Tires
20.5×7.5-13
ホイールOZ Formula Student
Aluminum 4H Wheel (13inch)

その他特徴

静岡大学 SUM 「SE-123/浜風」

Shizuoka University Motorsは、第2回大会から出場しているチーム。最高成績は2009年の総合5位。
過去にはサイドエンジンレイアウトやシャフトドライブに挑戦するなど、独創性チームあふれる車両づくりが特徴。2022年から、中堅順位の脱出を期してEVクラスへ挑戦しています。

 展示されるのは、静岡大学SUMの2023年車両「SE-123/浜風」。
 チーム2台目のEV車両ということで、前年の処女作からは発展し、大きなバッテリーを積みつつも車両運動性能を確保するつくりになっています。足回りはアーム長の確保やアンチダイブジオメトリが導入されています。エアロは一部がバネ下に搭載されるなど工夫され、さらにどこよりも色合い鮮やかなカラーリングを特徴としています。

[昨年大会の結果 – 学生フォーミュラ日本大会2023]
 EVクラス挑戦2年目、6月にシェイクダウンを果たし、試走会でも走り込みをすることができていた。
 大会へはEVクラス移行後の初めての全競技完走を目指し臨んだが、悔しくも最終競技エンデュランス審査の13周目でトラブルが発生、リタイアとなり叶わなかった。
 効率審査で4位、デザイン審査で13位など上位をうかがう結果を残し、総合順位は〇位となった。

車両名SE-123/浜風(2023年車両)
フレーム鋼管パイプフレーム
車両サイズ(全長×全幅×全高)3225 × 1580× 1239 [mm]
ホイールベース×トレッド(前/後)1850 × 1429/1425 [mm]
車重220.0 kg
モーターYAMAHA製 学生フォーミュラ専用品
バッテリーLi-Po
サスペンション構造(前後)不等長ダブルウィッシュボーン形式
タイヤ(前/後)Hoosier Formula SAE Tires
16.0×76.0-10 / 18.0×6.0-10
ホイールENKEI SF-01 For Student Formula

その他特徴
・バネ下に搭載されるリアウィング

東北大学 TUFT 「TF-24」

東北大学フォーミュラチームは、2013年の日本大会EVクラス新設時から参戦スタートした生粋のEVチーム。恵まれているとは言えない活動環境にありますが、活動の士気は高い、勢いのあるチームです。
コロナ禍でチームは大きなダメージを受けたが、昨年に車両は走るまで完成し、立ち直りつつあります。

参考画像:2023年車両「TF-23」

展示されるのは、東北大学TUFTの2024年車両「TF-24」。

[昨年大会の結果 – 学生フォーミュラ日本大会2023]
 7月にシェイクダウン。その際に大きな車両破損があったものの、懸命な修理で大会に間に合わせることに成功した。
 だが大会中にトラブルが発生し、車検項目の一つであるブレーキ試験が期限内に通過できず、協議への出走はできなかった。
 ただ、競技外の「フォーローアップ走行」へは出走することができ、また大会後はトルクベクタリングを導入した走行まで果たすことができた。

車両名TF-24(2024年車両)
フレーム鋼管パイプフレーム
車両サイズ(全長×全幅×全高)2722 × 1460× 1430 [mm]
ホイールベース×トレッド(前/後)
車重310 kg(想定)
モーターHONDA製 学生フォーミュラ専用品
バッテリー
サスペンション構造ダブルウィッシュボーン形式
タイヤHoosier Formula SAE Tires
20.5×7.0-13
ホイールOZ Formula Student
Aluminum 4H Wheel (13inch)

その他特徴