崇城大学 Sojo Project F

 日本史上最西端と最南端のチーム。2008年から大会に参加しており、最高順位は2012年の総合50位、エンデュランス完走、全競技完走も2018年の1度のみと苦戦している。
 活動場所が平日17時までしか使えないという条件がかなり大きい。また、学内にヘリポートがあり、そこでテスト走行をすることができる。
公式X:https://x.com/SPF_SOJO

2022年に活動休止状態になるも、そこから徐々に持ち直してきている。今年こそ6年ぶりの出走なるか!

2023年に「復活」として車両完成、大会では早速現地で車検などを経験することに成功。そして昨年2024年はエンジンブローが発生し大会での走行の見送りを決めたが、それでも走行がない車検はすべて通過し、一定の目標達成をしている。

そして今年、ゴールデンウィーク直後という早い段階でシェイクダウンを達成。昨年できていなかった走行による検証をし、大会へ臨もうとしている。

今年は車両設計には大きく手を加えず、不具合修正を主な改善点にしている。ちなみにその維持という方向性が大きく効果を発揮しており、平日17時までしか作業ができないという不利な環境を克服するため、11月から車体製作をすることができている。

車両製作するうえでは、部品や組み立て精度の向上を目指している。コロナ禍や活動休止でノウハウはほぼ失われ、精度はかなり悪化していたと言い、治具から見直し「ちゃんと機能するマシン」を目指し改善している。

車両コンセプトは「クイックドライブ改~応答性と操縦の強化~」としており、それに対してはアンチロールバーの追加や昨年からのエアロ搭載がある。このあたりの新規パーツも、ようやくできる試走を重ねて、効果などを検証していくことになる。

参加からずっと苦戦の様子がみられるチームだが、チーム史上最速のシェイクダウン、Xのロゴ変更、新歓やSNS更新も活発に行っており、現在のモチベーションの高さがうかがえる。今年は動的審査復帰への期待が高い。

「出走は絶対果たそうと思っています。私たちのマシンの活躍ぶりをぜひ見てほしい」。

崇城大学2025年車両「SPF019」スペック
フレーム鋼管パイプフレーム
エンジンHONDA CBR600RR(4気筒、599cc)
ホイール13インチ