ピンクのチームは、昨年達成できなかった目標、表彰台順位とスキッドパッドのエアロレス車両トップを今年も目指す。
昨年は総合6位と、3年連続一桁順位を維持しチーム史上最も良い時期を過ごしているといっても過言ではない日本工業大学。特にエンデュランスでは、混走するエアロ搭載チームをパッシングする走りを見せ5位を獲得している。
しかし、チームとしては目標未達の年となった。目標だった総合3位には届かず、また「スキッドパッド エアロレス車両の1位」は、大阪工業大学に0.0007秒差で取られてしまった。チームリーダーの森家さんは「悔しかった」と届かなかったことのみを振り返り、昨年をまとめた。

そこで今年は、その達成できなかった目標を再び追うこととなる。「ICV3位」「スキッドパッド エアロレス車両の1位」だ。
車両は「低重心、軽量化、旋回性向上」の3点で開発される。ただこれまで通り地味な、しかし確実、そんな車両開発の様子となるそう。パフォーマンス、挙動の変化は、走り始めてから明らかになりそうだ。
エンジンは予定通り変更される。ただ同じホンダのバイクで500cc2気筒エンジン、CB500FからCL500へとの変更のため、劇的な変化はない。この狙いは、よりカムシャフトが低回転向けのエンジンとなる点にあるという。学生フォーミュラのコースレイアウト、とりわけAichi Sky Expoのコース特性には効いてくるかもしれない。
外観上わかりやすい変化で言えば、カウルデザインが変わるそう。低排気量エンジンのため空力には気を使った形状となっていたが、今年はノーズ位置を上げてさらに空気抵抗の低減を図るという。
📌#学生フォーミュラチーム 情報📌
— 日本工業大学【公式】 (@nipponkoudai) April 3, 2025
 ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2025年度学生フォーミュラ日本大会2025
(9/8~9/13)出場に向け
学生・教職員約40人に見守られ
予定通り #接地式 を開催💫
車両に足がついて走行可能!
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順調に車両製作進行中🌟
次はシェイクダウン(試験走行)… https://t.co/QgLODdYjUN pic.twitter.com/YSyuAKKa3j
新車両のシェイクダウンはGW明け。上位を脅かすエアロレス車両は今年も健在だ。
日本工業大学2025年車両「NF15」スペック | |
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フレーム | 鋼管パイプフレーム |
エンジン | HONDA CL500(2気筒、471cc) |
ホイール | 10インチ |