昨年はEVへと変更して3年目、ただ再び車検不通過となった。
重量級だった前年車両から変化し-70kgの減量、伝統となっていたシャフト駆動からチェーン駆動へと変更がなされた。しかしEV車検の通過ができず、その車両の走りを披露することはできなかった。
一方で、今年は「早期シェイクダウンと走行機会の充実」を目標として、2年ぶりの出走へ万全を期している。

今年は5月後半にシェイクダウンを達成、これは昨年より3ヶ月も早いことになる。昨年はトラブルで大会後もあまり走れなかったことから、その分今年に走行テストを積み、不具合の洗い出しなどをする方向性でいる。
車両は、正常進化が開発方針。「完走するため」「速くなるため」として、大きな変化ではなく各部のブラッシュアップをしていく方向性になっている。
昨年からフレームは大きく変えていないそう。また、ラジエーターなどの一部の部品は、走行実績が多くある2023年車両から流用し、確実性を狙っている。
新車両は、何度か学内駐車場での走行を経ているそう。昨年走れなかった分、思いがけないトラブルもあったりしながら、少しずつ修正しながら準備を進めているとのこと。このままプロジェクトが進めば、2023年以来の大会走行が期待できそうだ!
昨日、久しぶりの構内走行会を実施しました!
— 静岡大学 学生フォーミュラチーム SUM (@sum_hamakaze) June 30, 2025
ブレーキテストと定常円旋回を行ない、今後の大型走行会に向けた準備を進めました🏎️
(編集長も乗ってます!!)#SUM#学生フォーミュラ#fsae pic.twitter.com/m9VNA7dmrM
また現在、カーボンモノコックへの移行が計画されており、パイプフレームの静岡大学は今年でいったん最後になるかもしれない。
静岡大学2025年車両「SE125/浜風」スペック | |
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フレーム | 鋼管パイプフレーム |
モーター | ヤマハ貸与品 |
ホイール | 10インチ |