今年狙うは、チーム史上初のトップ10入り。そしてこちらもチーム初、ファイナル6入りだ。
昨年は「prelude of growth(成長への前奏)」として車両をフレームから改革、マシンパフォーマンスの向上を狙った。結果として、動的審査はほぼ順位向上でき、総合順位も17位と2012年以来の10位台へと上昇。一定の成功を収めた。
2年連続の全競技完走を果たしつつも、完走重視から戦えるマシンへと変化させることができた。

今年は、さらに上を狙う。目標は、まず総合順位はチーム最高を上回るクラス9位以内としている。そして速さ面では、初のファイナル6(オートクロスのトップ6)入りと定めている。
車両コンセプトは「進取果敢~Refined for Competition~」。昨年に大進化した車両を洗練する方向性だそう。特に、昨年に発生した問題点の修正をしていく方針だ。
最も大きそうな変化は、昨年249.5kgと重かった車重だ。想定以上に重くなってしまったことに対し、今年は-20kgの229kgを厳に守るよう進めている。エアロの-7kg、フレームの-4kgに始まり、車両全体で軽量化を図っている。
走行機会の確保も昨年は課題に。車両完成も早くなく、以降の走行テストではトラブルも多くあり走行距離はあまりとれないまま大会に臨んでいた。今年は、目標から遅れるも5月GW中にはシェイクダウン。走行テストを積んでセッティングを進めることができている。
昨日までの2日間、株式会社いすゞ北海道試験場様(https://t.co/qhZ2b0fPuj)にてテスト走行を行わせていただきました!
— 北海道大学フォーミュラチーム (@FHT_Hokudai) June 30, 2025
2日間の走行を通してドライバーから多くのフィードバックを得られ大変有意義な機会となりました!
この度はご支援いただきありがとうございました!#学生フォーミュラ pic.twitter.com/q2msYAWoFN
車両挙動では、昨年はアンダーステアが強い車両だったそう。そこでエボサスの導入やタイヤ幅の変更など改善策を投入。走行させた感触では「昨年と比べものにならないほどいい」と、十分に改善できているそうだ。
そして、昨年は熱害によりセーブしつつの走行となっていたエンデュランス、ペースアップに向け冷却対策を強化。ラジエターの導風改善、水路パイプのスムーズ化、また排気マフラーの断熱塗装により温度低下など。オートクロスのタイムに見合ったペースを発揮できるか。
順調に上位への道を整えるFHT。念願の周辺チームの増加が起こる中、上位へ行く背中を見せられるか。
北海道大学2025年車両「FH-19」スペック | |
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フレーム | 鋼管パイプフレーム |
エンジン | HONDA CBR600RR(4気筒、599cc) |
ホイール | 10インチ |